マンション管理士は、マンション管理の諸問題に対して管理組合の立場に立って、解決を支援する専門家です!業務地域◇阪神地区:西宮市,宝塚市,芦屋市,神戸市,伊丹市,尼崎市,三田市,川西市ほか隣接地域

  トップメニュー
  インフォメーション
  RSS 配信ニュース
  マンションの法律
  マンションの維持
  マンションの運営
  マンション関連書籍
  et cetera
  HP内検索

高度な検索
ブログ =投稿順=
ブログ =アーカイブ=
カテゴリ一覧

ブログ - 2003/09のエントリ

ヘッダーナビゲーション

サイレントマジョリティ(黙っている多数者)<その1>03-09-10


 「管理制度の比較」のページでもまとめましたが、ドイツやフランスでは、マンションの維持管理は管理の専門家である管理者が行っていますが、管理を管理者に委ねていることもあり、所有者の管理意識が低く、総会への出席率も低いようです。アメリカでは、管理組合員を構成員とする理事会が維持管理の業務執行を担当し、実際の管理は委託された管理会社が行っています。管理の主体が管理組合であるアメリカや日本ではどうでしょうか。やはり役員のなり手が少なく、総会への出席率は低いのが現状のようです。

 いずれの管理制度でも、管理意識及び総会への出席率が低いのは、無関心・無責任によるものと思われます。では、管理の主体が管理組合でありながら、どうして管理組合員としてサイレントマジョリティ(黙っている多数者)でいられるのでしょうか。無関心・無責任層の間隙を縫い、区分所有者としてマンションに入り込み、一見合法的手段で高額の工事費用が修繕積立金から吸い取られてしまうケースが最近懸念されていますので、以下、日本での場合を考えてみます。

 一つは、人の帰属集団の優先順位。人は自由奔放に生きたいと願いつつ、職場、地域、居住などの帰属集団に支えられて心の平安と満足を得ているのではと思います。マンションには、多様な価値観、共同生活に対する意識に相違のある人が住んでいます。その人は、年齢・世代、経済的・時間的ゆとり、災害による危機等により、帰属してもよいと願う集団の優先順位はそれぞれ異なっているはずです。
働き盛りで職場に打ち込んでいる世代は職場集団の優先順位が高く、居住集団への帰属意識は希薄でしょう。この方々の多くは、マンションの管理は役員に任せておけばとんでもないことにはならないだろうから、自分は積極的に管理組合活動に参加しなくてもよい、という認識ではないでしょうか。
一線を退きリタイアした方で、経済的にも時間的にもゆとりがあれば、同窓や同世代集団への帰属意識が自ずと高くなるでしょう。この方々は現役時代は無関心だった層ですが、是非、居住集団(つまり管理組合)への帰属の優先順位を上げていただき、マンション管理の適正な維持管理のために、もう一汗かいていたきたい方々です。
阪神大震災後の大規模復旧工事の際は、当Grandマンションでは、ほとんどの方の帰属集団が居住集団となっていたのではないかと思います。大規模修繕案が採決された時の総会出席率は優に3/4を越えていました。

 どうも日本人は、危機的状況に直面しないと、関心を示さないところがあるように思います。危機的状況に接し関心層(帰属集団が管理組合)が増えたとしても、危機が去ってしまうと元の無関心層へ戻ってしまうようです。熱しやすくて冷めやすい国民性なのでしょうか。理事会乗っ取り、不適正な管理が建物の劣化を早め資産価値の低下を招きスラム化のおそれ、修繕積立金の不足で大規模修繕ができないおそれ、マンション建替え問題等、危機的難題が立ちはだかっています。とはいっても、サイレントマジョリティへの啓蒙活動は一筋縄ではいきませんので、熱する温度を上げる、熱したら冷まさない、そういった活動を急がず地道に続けていく必要があろうかと思います。
 長くなりましたので、続きは次回といたします。

このエントリーの情報

トラックバックping送信用URLを取得する

このエントリーの記録

     |ホ ー ムプライバシーお問い合わせお問い合わせフォームリンクについてリンク集
   
Copyright ©2003-2017, Condominium Administrative Manager MAINO, Edu-Plan Ltd.           
  == 左側メニュー枠が縮小されて歪む場合、【 お気に入り 】エクスプローラーバーを一時閉じて閲覧ください ==