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ブログ - 2003/09のエントリ

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サイレントマジョリティ(黙っている多数者)<その2>03-09-14


 区分所有者がサイレントマジョリティに陥る要因として、前回、人の帰属集団の優先順位付けによるところがあるのではと述べました。今回はもう一つの要因について考えたいと思います。

 マンションには多くの区分所有者が相隣関係で共同生活をしており、快適な住環境を維持向上していくには、建物等を適正に管理していかなければなりません。区分所有者は、マンションの維持管理の主体である管理組合の構成員であり、維持管理の点からみれば、マンション全体のことを考えて管理していく立場にあります(管理者的立場)。一方で区分所有者は、日々共同生活を営む居住者でもあり、生活者としての立場があります。本来共同生活を送る上で望ましいバランスは[管理者的立場>=生活者としての立場]ではないかと思います。

 生活トラブルにおいても、生活者の立場からすると、「隣の生活音が騒がしい」となりますが、管理者的側面からすると、共同生活を共に送る仲間として受忍限度を超えない範囲で協調して暮らしていかねばなりません。また生活者の立場からすると、「毎月の修繕積立額は安い方がよい」となりますが、管理者的立場からすると、マンションの全体的・長期的視野に立って維持管理を適正に行っていかねばならず、毎月の修繕積立額もそれにみあった適正な金額でなければなりません。

 このように本来、管理者的立場と生活者としての立場とは必ずしも同じ側に立つものではありません。管理者的立場から発言すると、たとえ正当な意見や提案であっても、やっかんだり揚げ足をとる人間がいるものです。生活者の立場からすると、家族が人質に取られているようなものですので、できるだけ当たり障りのないようにつき合いたい、発言は控えたいと思う気持ちになるでしょう。ややもすると、生活者の立場は管理者の立場を侵食してしまい、管理組合運営への参加を鈍らせることにもなり、サイレントマジョリティ層を生み出す要因となっているように思います。第三者としての立場から適正に発言できるマンション管理士の活用はこんなところにあるのでしょう。

 無関心・無責任を装うことは、適正なマンション管理を行っていく過程では阻害要因となるだけであり、快適な住環境を悪化させ、ひいては自分の財産価値の低下を招くことになるでしょう。共同生活を送る上で大切なことは、共同生活者としての自覚、協調と忍容の精神を持つことだと思います。一方で管理者的立場としては、個である生活者を越えて全体であるマンションの適正な維持管理の重要性を自覚することが出発点です。出る杭はうたれるという国民性もあるでしょうから急な対処は難しいかもしれませんが、透明性と情報公開の促進、啓蒙活動や良好なコミュニティ形成の推進を通して、管理者的立場としての区分所有者の自覚を促していくことが大切ではないかと思います。

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